2011年12月2日金曜日

曇天サヤカ

当初、昔の音楽を紹介するブログのつもりでいたが、いつのまにかインディーズ紹介ブログになってしまいそうだ。
最近の音楽に関してはインディーズしか聴くものがない。

最近ちょっと因縁めいた不思議な偶然から曇天サヤカという人の存在を知った。で、検索してたどりついたのが「睫毛」という曲のPV。レトロな映像に乗せて演奏はロックなのにどことなく歌謡曲っぽい哀愁を感じるメロディーやボーカルに「何か」を感じてしまった。で、CDをメールで購入したわけだが、驚いたことに間違いなく曇天さんの自筆(とは言わないか?)と思われる丁寧な返信がきて、おまけに事務的じゃない事まで書いてあり感激した。この手作り感いいなあ。

アルバム「残像とコントラスト」。独特な詞の世界もさることながら、サウンドの完成度が凄い。聞くところによるとひとつのアルバムを作るのに2年とかかけているらしい。
音楽性の広さもなかなかのもので、彼女自身が好きだと言っているはっぴいえんどの影響も「五月雨の頃」あたりには感じられるし、「空蝉」の”Like a Rolling Stone”みたいなキーボードのサウンドもなかなかいい。
同時に売り切れの「コイノシカバネ・ハナノエン」も曇天さんのご好意で特別に売っていただいたが、こちらはジャズっぽいムードに満ちている。アルバムタイトルも最高だが、この中の1曲「方南町を捨てた女」というのもタイトルのセンスがいい。

音楽って制約なしに作られたもののほうがいいんだなってつくづく思う。

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